平成11年決算委員会 |
市長の所信表明に対する池上の代表質問 (池上) 所信表明の中で「愛」・「心」等、暖昧で概念的な言葉が多用されておりますが、市民との信頼関係ほ決定の経過及ぴ結果に対する説明責任を果たし、情報を開示すること。 不健全な財政状況の解消に向けて徹底した数値管理、明確な数値によってこそ得られるのではないか。 (市長) 行政を貫くベースの理念こして「愛」「心」を考えている。 説明責任・情報公開についてほ―層の促進を図っていく。 不健全な財政状況については、硬直的な財政構造を改革し再建を図る。 (池上) 職員の勤務時間は条例で7時間45分以上8時間となっている。 それを規則で「当分の間」7時間30分としてある。 すでに4年が経過しているが「当分の間」に対する市長の見解を示されたい。 ちなみに大阪府の職員の勤務時間は8時間です。 (市長) 職員団体との交渉事項であるが総合的な観点から方向を見定めていきたい。 (池上) ごみ事業に対する方向性、将来的な計画性が全く見えない。 今年発行したばかりのごみ処理基本計画の中で、平成24年度28%を減量目標値としているにもかかわらず、市長は突然10年後の「焼却ごみ半減」を提示される… 50%削減されるのであれぱ500億円もの税金投入を予定している新設予定炉は……? 所信表明の中で、リサイクルプラザ建設計画も挙がっている。 なぜ行政が民間業者と肩を並べてリサイクル事業に参入していかねばならないのか。 リサイククルプラザ建設に懸かる何10億というイニシャルコストは市の財政に大きくのしかかり、毎年の維持管理費も財政上大きな影響を及ぼしてくはずです。 その他
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平成10年度決算委員会での質問 (1)職員の人件費について 平成10年度の人件費総額308億円。 (これには消防職員給与約43億円、外郭派遣職員給与約8億円は含まれません)
また、今年の人事院勧告(期末手当0、3月分力ッ卜・給与0.28%アップ、総計で人件費4億円の削減)についても実施すベきだとの考え方に立ち市長の見解を尋ねました。 (2)枚方市の焼却場は産業廃棄物を受け入れてないにもかかわらず、平成9年4月から平成11年8月までに産業廃棄物業者から事業系の許可業者の手によって不法に枚方市の焼却炉に持ち込まれた、6800卜ンの「ごみ」のうち平成10年度決算のごみ処理費用について質問しました。 * その上、厚生省の見解では「産業廃棄物等事業系のごみについては、当然事業者がその費用を負担する。」ことになっていますが、枚方市においては「市長が必要と認めるもの」に対し滅免という制度をとり、実際の焼却に係る費用の8分の1程度しか業者から徴収していないのが現実です。今回のごみ搬入により投入された税金は……以下
* 池上は、ごみ袋の透明化・粗ごみの電話申込制度、ごみであふれた平成10年の春、税金・市民負担で導入する生ごみの処理機。今また、家庭ごみの有料化の話まで持ち上がっている枚方市のごみ処理の現状の中で、受け入れる必要のなかった6800トンの膨大な数字を真摯に受け止め、全容の解明・責任所在・不当に使われた市民の税金の返却を求めました。 * また、これら―定の方向性が市長から示されるまで、上記金額のうち平成10年度分決算の承認はできないこちとを表明しました。 |
産業廃棄物搬入問題に関して全員協議会開催 業者に費用請求を (池上) 報告書では、産廃の搬入を「事務手続上のミス」としている。 しかし、これは本来、受け入れてはならない物を受け入れたという違法行為ではないか。 また、市が負担した1億円の返還を事業者に対して請求すべきと考えるが、見解を聞く。 (大山環境対策部長) ごみ減量施策を進めている状況を考えれば、受け入れるべきでなかった。 (中司市長) 返還請求は、顧問弁護士と十分に協議しながら、き然とした態度で対応したい。 (2月1日付 枚方市議会報より) |
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